cirrus’s writing a note

私が書き溜めたノート。言葉の力で、あなたの心を軽くしたい

人の心は誰にも分からない。

私の経験から生まれた言葉で、あなたの心を軽くしたい。

 

心理学の研究者でも、人の全ては分からない。

 

他人の心は計りきれない。あなたが感じたことは、あなたにしか分からない。

 

だから、皆同じやり方は当てはまらない。

 

 

人の心は常に揺れ動き、変化していきます。相手の気持ちを汲み取ろうと、寄り添って、努力することは出来ます。その時、相手と通じ合った瞬間は、お互い言葉に深く共感し合っているコミュニケーションが行えます。あたかも、自分がその体験をしているかのように辛い気持ちになり、胸が苦しくさえなるのです。私は相手にアドバイスをしたくなります。相手にとってより良い人生を送ってほしいから。寄り添っている時の率直な思いを伝えることが、相手を癒していました。

 

けれども、相手の気持ちは日常の中で日々変化し、揺れ動き、新しいアイデンティティを書き加えていきます。心の変化の早さに、他人はついていくことが難しい。まるで、掌を返したかのように、私のことを攻撃しさえする。けれども、一度安心感を覚えた私は、その感覚を取り戻したくて、また一緒に仕事をしたくて、歩み寄ろうとしてしまう。無視されたり、拒絶されても、私は近づこうとしてしまう。一度信じてしまった心を簡単に変えることなど、私には出来なかった。

 

こうして私は、傷つきながらも、信じて待っていた。

 

結局、終わりはあっけなかった。苦しい時間を長く過ごし、それに耐えられなかった私は、放棄することを決めた。最後は、寄り添う気持ちはなくなり、苦しみや憎悪しかなかったのだ。今でも許すことなど出来ないけれど、私の人生は、相手のおかげで豊かになった。何も知らなかった私に、考えるきっかけを与えてくれて、様々な知識を吸収し、心を前に向ける大切さを学ばせてもらった。

 

私はまだまだ知らないことが多すぎる。その人、その人との経験を大切に、これからも成長していく。