新しい見方をしてみよう。相手の立場を想像する。
私の経験から生まれた言葉で、あなたの心を軽くしたい。
相手の立場になってみる。
自分の思いだけでは、人を動かすことはできない。
相手ならどうするのかを考えて、私はどうするのかを決めればいい。
誰にでも、望みがある。
幸せになりたい、お金が欲しい、物が欲しい、好きな人と付き合いたい。
物欲は自分だけが望めば手に入る物もあるけれど、幸せになりたいや、あの人と良い関係を築きたいや、好きな人と付き合いたいという人間関係は、どんなに自分が望んでも手には入らないことがある。
私たちが、自分が手に入れたい思いが強くなってしまう時は、テクニックで解決しようとしてしまう。お金の稼ぐ方法や、人を動かす方法など。インターネットや書物を読めば、数多くの方法論が見つかる。
はたして、そのテクニックで上手くいったのはどのくらいあったのでしょうか。
テクニックだけでは手に入らない
テクニックを知っていることで役に立つことはあります。
お金を稼ぎ方を知ることが出来たり、言葉や振る舞いで人の気分を変えることは出来るかもしれない。
だけど、それだけでは、本質にたどり着いて、人の心を動かすことが出来ません。
例えば、
人との関わりの中で、大切なことは、相手の立場に立ってみること。
相手はどんな人で、これまでの言動で見えてくる人間像を捉えたうえで、私だったら、どうするんだろうと考える。
心理学を専門とする山本マサヤは著書で、相手の言動に「なぜ」という視点を持ち、相手をよく知ることが大切であると記しています。
人間関係なら、相手の立場になって考える。
人間関係を考える時の多くは、悩んでいるとき。
職場での人間関係や友人関係、恋愛関係や親子関係。
例えば、お互いの意見が食い違っている時。
客観的に見たら、お互いの「正義」と「正義」がぶつかりあっている。
少し前までは何も思わなかったり、仲が良かったはずなのに、相手を「敵」として認識してしまう。
それは、自分側からの一方的な見方になってしまうから。
そこで、一度立ち止まってほしい。
「なぜ」あんなことを言ったのか。「なぜ」そうしたのか。
相手の立場を想像して、相手の行動を思い出してみてほしい。もし私が相手の立場にたっていたら、どうなのでしょう。
相手の言動の意味を理解できたり、次の行動を予測できるようになるかもしれません。
妄想を膨らませるということです。
そして、妄想は仮説になり、仮説を証明する為には、もう一度相手を観察することです。
冷静に関わって、相手の言動が仮説と重なる部分があれば、相手の心の断片を捉えていたことになります。
そうして、相手を理解することが出来ると、納得することが出来ます。
食い違いの原因の着地点を、自分が決められると楽になれるんです。
相手の心を他人がのぞき込むことは難しい。けれど、断片的でも相手を理解することが出来れば、解決の糸口になるし、心のモヤモヤは解消されていきます。